主催大会等の開催中止について

2021年11月20日

主催大会等の開催中止について
(公財)日本ソフトテニス連盟

 「新型コロナウィルスの感染・まん延防止」を主とした理由により、日本ソフトテニス連盟が令和3年9月13日に発表いたしました「主催大会等の開催中止について」に関して、「選手・愛好者の皆様」より賛否のご意見を多数頂戴いたしました。
 日本連盟といたしましても、ご意見を真摯に受け止め、「中止発表についての経過や理由等についてお知らせすべき」と判断いたしましたので、以下の通りご報告させていただきます。

■大会開催の可否について

 (公財)日本スポーツ協会から発出された「スポーツイベントの再開に向けた感染拡大予防ガイドライン(令和2年5月14日、令和3年2月15日改定)」2項(1)※1(2)※2(3)※3、(公財)日本ソフトテニス連盟から発出した「ソフトテニス大会等の再開に向けた感染拡予防ガイドラインについて(令和2年6月2日)」2項(1)※4および日本連盟での下記判断基準に従い、大会開催の可否については原則、業務執行理事会・運営会議で検討、理事会で協議の上での決定事項として皆様にご報告しております。
 (公財)日本ソフトテニス連盟としての開催可否の判断基準(中止又は延期)
 1.緊急事態宣言が発出された場合
 2.大会開催予定都道府県が自粛要請など、何らかの要請を発出した場合
 3.大会主管ソフトテニス連盟からの要請があった場合
 4.大会会場及びその周辺地域において大規模なクラスターが発生した場合
 5.大会開催に必要なガイドラインに沿った運営が出来ないと判断した場合
 なお、コロナの影響を大きく受け始めました2020年度は、3か月前程度から開催可否の判断を、今年度につきましては、通常、大会1ケ月前程度での判断としておりました。また、「全日本小学生選手権大会」および「全日本社会人選手権大会」は、環境の急激な変化により、やむを得ず大会直前の中止判断とさせていただきました。
 選手皆様ならびに運営団体の皆様、その他関係者の皆様には多大なご迷惑をおかけいたしました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

■10月以降の各種大会における中止判断について

1.ジュニアジャパンカップ《11月12日(金)~15日(日):26日(金)~29日(日)》全日本インドア選手権《2022年1月23日(日)》
 STEP-Ⅳ(ジュニアジャパンカップ)自体は練習会かつアンダー代表の選考会でもあり、コロナによる各人の練習等の環境が異なる中での選考が妥当かということも含め総合的に判断、全日本インドアは参加資格を持った選手を選出できないという判断により中止とさせていただきました。
2.全日本選手権大会《10月22日(金)~24日(日)》
 前述の※3、※4、和歌山県「県民の皆様へのお願い(令和3年9月9日)」および日本連盟判断基準の3、4、5により中止といたしました。
3.その他の大会
日本実業団リーグ《10月29日(金)~31日(日)》
 ※1、※4、「京都府における緊急事態措置(令和3年9月9日改定)」および日本連盟判断基準の1、5により中止といたしました。
全日本クラブ選手権大会《10月30日(土)~31日(日)》
 ※1、※4、千葉県「新型コロナウイルス感染症に関する要請内容等(9月9日」および日本連盟判断基準の1、5により中止といたしました。
全日本シングルス《11月6日(土)~7日(日)》
 ※2、※4、福島県「県民の皆様への知事メッセージ(令和3年9月9日)」および日本連盟判断基準の2、5により中止といたしました。
日本リーグ《12月9日(木)~12日(日)》
 ※1、※4、愛知県「緊急事態宣言の期間延長にあたり県民 ・事業者の皆様へメッセージ(令和3年9月9日)」および日本連盟判断基準の1、5により中止としました。
日本リーグ入替戦《12月24日(金)~26日(日)》
 実業団リーグを中止と決定した時点で、入替戦出場チーム選考が不可能となるため中止としました。中止決定時は新型コロナ感染者数が減少してきている状況下ではありました。しかし、日本連盟としてはこの2、3カ月を感染拡大防止の最重要時期と位置づけ、感染者数の再増加を回避すること、ワクチンの接種完了数が一定基準をみたすとされる2021年末までは開催しないことが有効であること、更には大会直前において中止発表した場合のリスクの大きさ等を総合的に判断し、苦渋の選択にはなりましたが、前述の理事会において全員賛成により中止の判断とさせていただきました。

■大会の実施の再検討および延期の検討

 年間スケジュールを基に、「中止となった大会を再度開催か、あるいは延期できるか」という検討をいたしましたが、「季節」「大会規模」「会場の確保」「役員・補助員等の確保」を総合的に判断した結果、検討可能と判断されたのが「日本リーグ」であり、11月3日の理事会において主管地連盟役員とも再協議を行いました。
 しかしながら、開催予定場所であった「スカイホール豊田」は、当初の開催予定日には既に他団体が予約済みとなっており、かつ大会を計画し、出場チームも確定させ、大会準備も最終段階であること、更には、日程変更を試みたとしても会場を確保することができないという状態であることにより、選手・愛好者並びに関係者の皆様には誠に申し訳ありませんが、開催および延期は無理という判断に至りました。

■2022年以降の大会開催について

 大会開催につきましては、各主管地の連盟の皆様により、開催年の複数年前から会場の確保準備を行っていただいており、毎年11月頃から12月にかけて翌年の利用スケジュールがほぼ決定します。
 そのため延期と判断した場合でも、既に他の大会等が予定されていることにより会場確保が非常に難しく、また選手の皆様により良い環境で試合を行っていただけるようにするための役員や補助員の確保、準備に数か月の期間も必要となります。
 日本連盟といたしましては、最終的には「新型コロナウィルスの感染・まん延」の状況にも左右されますが、「開催するためのフォーメーション」「開催するためのフローチャート」を早期に確立させ、中止を回避できるよう努力していく所存です。
 引き続き、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。