ソフトテニスとは?

ソフトテニスは硬式テニスを基に、日本で発展してきたテニスの一種です。
ソフトテニスは硬式テニスと多くの面で似ていますが、異なる面もあります。
「ソフトテニス」という名前の由来ともなっている軟らかいゴム製のボ-ルを使うことが、大きな違いです。
軟らかいというボ-ルの特性が、張り(テンション)の低いストリングを装着した、より軽く、しなやかなラケットの開発につながりました。独特な技術やゲ-ム運びもボールの軟らかさを十二分に利用したものです。
ボ-ルは、楽に強く打てますし、コントロ-ルも難しくありません。
ボ-ルはコートに弾むと、スピ-ドが落ちますので、老若男女誰でもゲームを楽しむことが出来ます。
これをまとめると、ソフトテニスのキャッチフレ-ズ「誰でも皆のソフトテニス」に行き着きます。
ソフトテニスではダブルスの人気が高く、はらはらするラリ-や印象的なネットプレ-が繰り広げられています。スピ-ド、敏捷性、タイミングがわくわくするゲ-ムを演出します。
プレ-ヤ-にとっても、観客にとっても、ペアのコンビネ-ションや協調性のあるプレ-は、ゲ-ムの楽しさを保証するでしょう。
小学生からお年寄りまで、ソフトテニスは、誰でも楽しめます。

試合

試合は、硬式テニス同様、男女シングルス、ダブルス、ミックスダブルスが行われています。
シングルスは通常1セット7ゲ-ムマッチで、4ゲ-ム先取のプレ-ヤ-が勝利します。ダブルスは1セット9ゲ-ムマッチで行われ、5ゲ-ム先取のペアが勝利します。
ゲ-ムは4ポイント先取の方が勝利し、3‐3の時はデュ-スになり、2ポイント続けて取った方が勝ちます。これは硬式テニスと同様です。

大会

大会は個人戦と団体戦の2つの形式があります。出場者数に応じて、大会はトーナメント形式となり、出場数が少ない時はリ-グ戦形式が採用されます。
大会主催者が大会形式を決定します。
団体戦として、シングルスやダブルスを含めたものもあり、典型的な大会の例として、世界ソフト選手権が挙げられます。

用具等

ソフトテニスのボ-ルは軟らかく、中空で軽いものです。ゴム製で空気が詰まっています。直径6.6cm、重量30-31gで、150cmの高さから落とすと70-80cm弾みます。ボールの色は、白と黄色が公認されています。空気調整は鋭いピンの付いた小さいポンプで行います。ピンはボ-ル表面のある部分に差し込まれ、ボールを膨らませたり、しぼめたりできます。

ラケットは、硬式テニスのラケットとほとんど同じような形状、材料ですが、ソフトテニスのラケットは、軽く軟らかいボ-ルに合うよう、より軽く、よりしなやかなものです。
ストリングは、硬式テニスに比べて材料は大体同じですが、軟らかいボ-ルに合うよう、よりしなやかで張り方はやや弱めです。

コート、ネットは硬式テニスと同じです。ネットの高さは地表から1.07㎝ですが、硬式テニスで使われる、ネット中央を下げる為のセンタ-ストラップはありません。シングルスもダブルスもネットの高さはネットポスト間の高さを同じにするようにしています。