アンチ・ドーピングについて
ドーピングはスポーツ固有の価値を損なうこと、不誠実であること、競技者自身の健康を害すること、そして社会悪であり、スポーツ精神に根本的に相反するものです。
日本ソフトテニス連盟では、アンチ・ドーピング活動のひとつとして、主催・共催等大会にてドーピング検査を実施しています。
アンチ・ドーピングの必要性・重要性を広く皆様に理解していただくため、ここにアンチ・ドーピングについての説明を行います。
【ドーピングとは】
競技能力を高めるために、禁止薬物や禁止方法を使用すること。
【ドーピング防止の基本的原理】
ドーピング防止活動の目標は、スポーツ固有の価値観を保全すること。この固有の価値観は、「スポーツ精神」と呼ばれることが多く、オリンピック精神の核心部分であり、真の「競技」のあり方を示しています。スポーツ精神は、なによりも人間の心身両面を賛美するもの。その特徴としては以下の価値観があげられます。
・倫理観、フェアプレーと誠意 ・勇気 ・健康 ・共同体意識と連帯意識
・優れた競技能力 ・チームワーク ・人格と教育 ・献身と真摯な取り組み
・楽しみと喜び ・規則・法令を尊重する姿勢 ・自分自身と他の「参加者」を
尊重する姿勢
このような価値観に反するドーピングは、スポーツ精神に根本的に反するものなのです。
【ドーピングを禁止する理由】
(1) スポーツ固有の価値を損ねる
スポーツは人々の生活に潤いを与え、人々が人間の素晴らしさを感じることができる非常に価値のある文化です。しかし、ドーピングはスポーツと私たちの関わり全てを欺く行為であり、スポーツの価値、そして存在意義そのものを根底から破壊するものです。
(2) 不誠実(アンフェア)
スポーツは、同じルール、同じ条件のもとで競い合うからこそ感動が生まれます。ドーピングは、スポーツにおいてもっとも重要な公平さを根本から否定する不誠実(アンフェア)な行為です。
(3) 社会悪
トップアスリートが、社会や青少年に与える影響力は非常に大きなものです。トップアスリートがドーピングを行うことにより、影響を受けた青少年がドーピングに手を染めてしまう、またスポーツに関係のない人々へ健康被害や倫理観の欠如といった問題を引き起こしてしまいます。
(4) 競技者自身の健康を害する
ドーピングに使用される物質は、もともと病気の治療目的で開発されたものが多く、使用頻度、使用量により身体へ多大な副作用を引き起こしてしまいます。
※(公財)日本アンチ・ドーピング機構ホームページについて
禁止物質やアンチ・ドーピングに関する動画等の映像資料など、貴重な情報が提供されていますので、積極的に活用をしてください。
(公財)日本アンチ・ドーピング機構ホームページ
http://www.playtruejapan.org/